北風に千鳥格子

なりゆきで始まった超私的ブログ。更新凍結。近日ネットの藻屑と消えます

Thursday, December 29, 2005

名前をつけるところから思考が始まる。

年中無休でojiです。

今回は無意味に長編です。

最近ずっと心に引っかかって、懸案事項であったことに一応の決着がついたので報告しようと思います。残念ながら告白したとかそういうんではありません。そういや最近告白してねえなあ。してえなあ。

いや失礼。何かというと、カップ焼きそばの新しい呼び方を考えていたのです。僕はカップ焼きそばが大好きなのですが、一つだけ我慢がならないことがありまして。それはこの食べ物の価値を良く知りもしない人から「カップ焼きそばってさー、焼いてないよね」としたり顔で言われてしまうことです。この発言だけは許せません。まったくわかったような面をして何を言ってんだという感じです。

そりゃあカップ焼きそばは焼いてありません。むしろ一度揚げてあります。生の麺から作った焼きそばとはかなり食感も違います。しかしこれはこれでいいのです。焼きそばではなく「カップ焼きそば」というジャンルの麺料理として僕は愛好すべきなのです。が、「焼きそばなのに焼いていない」という表層の瑣末なイメージにとらわれ、まるで不完全、未完成な食品としてみられることもしばしば。その代表的発言が「カップ焼きそばってさー、焼いてないよね」なのであります。

「カップ焼きそばというジャンル」はなにも大げさな話ではありません。コンビニに並ぶインスタントラーメンと焼きそばを見比べて見てください。ラーメンは最近少しでも実際のラーメンに近づけようという動きが見られます。ノンフライ麺、生めんを使用したタイプ、レトルトの具を使用したタイプ・・・しかし焼きそばにそのような工夫がなされた商品があるでしょうか?否。僕の知る限り否。これが示す答えは一つ、カップ焼きそばが目指すところは本物の焼きそばなどではないということです。

これは昔からある袋ラーメンのブランドと同じことが言えます。技術の発達した現代においてもチキンラーメンやサッポロ一番がまだ売れているのは、本物のラーメンとはほど遠くてもこれはこれで一つの求められる味であるからなのです。「チキンラーメン」はラーメンでなく「チキンラーメン」であり「サッポロ一番」は「サッポロ一番」なのです。このことからもカップ焼きそばを「焼きそば」という呼称から解放し、別の呼称によって食品としてのアイデンティティを際立たせることが強く望まれます。

さて、しかしながら実際に考えてみるとなかなか「これは」という呼び名にあたらない・・・。以下は没になった試作の呼称です。

・ゆでそば
・ソースそば
・ソース絡めそば
・湯きりそば

「そば」という呼び名を混ぜるとどうもあの、そば粉を使った麺を思い浮かべてしまいます。かといって「そば」の部分を「麺」に変えたところでいまいちパンチが効きませんし、「パスタ」「マカロニ」にすると味のイメージからとは程遠いものとなります。それに第一の目標である「従来の焼きそばのイメージからの解放」という条件を満たせているとはいいがたいです。いっそのこと調理法に類する名前をつけるのはあきらめ、意味はなくともイメージにのみよって音を並べる、という手法も模索されました。その例として

・ジャー麺
・ボコ麺
・グチャ麺

があげられますが、「あまりグローバルにイメージを喚起するものではない」つまり、意味がわからん、ということでこれらも没になりました。早くも進退窮まったこの企画でしたが、最近意外なところからヒントがあらわれたのです。それは「身近なものでそういう名前だと思っていたものでも、実はある会社の固有の商品名だった」、このような例が探してみると周りに多く見受けられるという事実でした。ホッチキス(ステープラ)、シーチキン(ツナ缶)、ウォークマン(ヘッドフォン・ステレオ)、タッパー(?)・・・これです。商品名というものは耳なじみがよく、受け入れられやすいイメージで作られるものです。これを利用しない手はありません。

ということは・・・UFO?いえいえ。一平ちゃん?ご冗談を!カップ焼きそばを総じる呼称にふさわしい、カップ焼きそばの開祖にしてオンリーワン・・・そう、ペヤングです。

ペヤング、ペヤング。声に出して読むとなんとも脱力を誘う響きもカップ焼きそばの中途半端さとマッチしますし、第一名前の意味がわからないのにみんなが知っている、というところが最高です。一説にはペヤングは二重底になっており、容器が二つに分かれるため二人で食べることが出来る、つまり「ペア」の「ヤング」が食べるためペヤングであるそうですが、最近のヤングはペアで焼きそばを食ったりしないので意味がわからないことには変わりありません。

用例を以下に示します。

「お。ペヤング食ってんの?何ペヤング?」
「一平ちゃん。マヨネーズつきなのが好きでよく買うんだ」

「最近のペヤングって、スープついてんの?」

「あ、買い物行くんだったらペヤング頼んでいい?UFO・・・あー本ペヤングじゃなかったらなんでもいいや」

「またペヤング?ちゃんと食べないと体壊すよ?はい、そんなことだろーと思ってお弁当作ってきてあげたよ。な、なによ、そんなんじゃないよ!ちょっと作りすぎちゃっただけなんだから!感謝して食べなさいよね!」

若干ツンデレが混じりましたが、otaku諸君への軽いサービスです。みなさんもこれからカップ焼きそばと呼ばずにペヤングを使いましょう。実際のペヤングを食うようになればなおベターなんですが、それは計画の第2段階・・・あ、いやゲフンゲフン・・・。

5 Comments:

  • At December 29, 2005 10:57 pm, Anonymous wako said…

    おいしいよねペヤングは。時々無性に食べたくなる。ただ、本ペヤングしか食べないから、そのネーミング論はあまり役に立たないなあ。ペヤングじゃないペヤングなんて食べる気もしない。やっぱりペヤングはペヤングが一番。

     
  • At December 30, 2005 12:04 am, Blogger oji said…

    え、ぺヤングしか食べない人はむしろぺヤングで十分じゃないですか。ていうか、もともとぺヤング食うときはぺヤングとしか言わないから意味ないって事か。

    ぺヤング以外を食ってる人もそれをぺヤングと呼ばせることにより、ぺヤングこそがぺヤングのゆえんであるという認識をしてもらって、ペヤングといえばぺ・・・

    読んでるだけの人も今絶対ペヤングが食いたくなっているはずだ!ペヤングで年を越したくなってるはずだ!

     
  • At December 31, 2005 12:44 am, Anonymous  said…

    ojiさん、こんばんは。薫です。
    ついに書いちゃいます。コメント。ごめんなさい。

    というのも最近気になってるんです。ツンデレ。ときどきweb上で見かけるんですが(←この一言が自分の首を絞めていないことを祈る)、何なんですか?

     
  • At December 31, 2005 2:21 am, Blogger oji said…

    あー、一言「ググれ!」といいたいけど、ここはかおるんに試されてると思って僕自身の認識を書いておくよ。

    ツンデレは「ツンツンデレデレ」の略。普段は好きな人にツンツンした態度をとってしまうんだけどその内心はもうデレデレ(ベタ惚れ)で、ちょっとしたしぐさや行動にそれが表れてしまったり、または二人っきりのときだけデレデレになる、そんなパーソナリティをさす言葉。

    もとはギャルゲーかなんかのキャラクターを指して使われてたらしいです。

    ま、君らは二人とも常にデレデレだろうから気にする必要はないけどな!

    なんちて。

     
  • At December 31, 2005 2:37 am, Blogger oji said…

    つーか、なんでコメントするのに謝るんだよう!

    ここはそんなに怖い場所ですか?確かに書き込みといえば研究室の人のマニアックな発言ばかりで排他的な雰囲気をかもし出しているかもですが、大丈夫だよ?こわくないよ?

     

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