北風に千鳥格子

なりゆきで始まった超私的ブログ。更新凍結。近日ネットの藻屑と消えます

Monday, March 06, 2006

プリミティヴ・ブリリアンス。

捨てアドはhotmailのojiです。

このところ初期の美味しんぼを読み返してます。

いやあ最高ですね。実は相当のパンクまんがだったというか、今の美味しんぼにはないアヴァンギャルドさであふれています。
初期の美味しんぼにあった古きよき特徴を並べてみましょう。

・山岡さんのアゴがしゃくれてる。
・社会的にもしゃくれてる。
・栗田さんがとても新卒とは思えない幼さ。
・雄山の高笑い。
・雄山の怒鳴り声。
・雄山の罵倒。
・雄山の卓の上の食べ物全ひっくり返しの術。
・副部長の髪が多い。
・部長が腹に一物秘めてそう。
・社主が大物っぽい。

特筆すべきはやはり山岡さんのシャクレっぷりでしょう。アゴのシャクレは3巻では落ち着いてしまい、社会的なシャクレも巻を重ねるごとに丸くなっていってしまいますが。1巻がシャクレのピークだったわけで、そんな1巻がもー最高です。

各界の文化人に「こっけいだねえ!」とタンカをきる山岡さん。
たぐい稀な味覚をうっかり発揮してしまい究極のメニュー担当に任命されるも「料理の記事なんか興味ない」と突っぱねる山岡さん。
栗田さんがペンギンのエプロン姿で握ってきたおにぎりを食って一言「30点・・」の山岡さん(いや、ペンギンのエプロン関係ないけど)。
でも一個全部食う山岡さん。
地下鉄の駅で栗田さんに対して「誰とも会いたくねえんだ!」「帰れ!」と激昂する山岡さん。

この第一巻を読むと、山岡さんがいかに悲しみを背負ったハードボイルドな人物であったかが分かります。雄山を見て美食を追及することに大きな憎しみを抱くようになった山岡さん。しかし雄山によって体に教え込まれた感性というか、食への厳しさは抜けるものではなく、彼はそのことに葛藤もしています。そんな山岡さんがわざわざ究極のメニューなんていう料理の記事を担当するのも、もともとは雄山への復讐のためだったのですよ。なんて壮絶な展開なんだ!

そんな屈折した山岡さんと、まあ無垢というか世間知らずというか、いつでもまっすぐな栗田嬢との対比と衝突が物語を盛り上げます。いやーいいね。

それがいまやどうよ?本当に最近の展開は知らないけど。なんだかみんな丸くなりやがって。「ぐぬぬ・・・」じゃないだろ山岡。でもパパだししょうがないのか。まさか山岡さんが家庭を持つとはねえ・・・(ため息)。この間ある海苔のような男が「雄山はツンデレだ」とか言ってたし。そんなにひどいのか?金上とかいたあたりは「俗物に吼える雄山」がまだ見れて満足だったのに。どこにいるんだ金上。カムバック金上。名前からひどいぞ金上。

時の流れはいろいろなものを変えてしまう。本当に美しいものは心に突き通る一瞬の閃き。いつだって人は一瞬美しかったその時を思い出すのみなのだ。なんだこのシメ。

2 Comments:

  • At March 06, 2006 2:24 am, Anonymous wako said…

    だから雄山はツンデレだって。反目しあいながらも息子が自分と同じ道を進むのが本当はうれしんだって。で、わざわざ負けた理由を教えてあげたり、事前に自分の手のうちをあかしたりするんだって。
    「べっ、べつにあんたに教えてあげるわけじゃないんだから。こうでもしてやらないと、勝負にならないからやってるだけだなんだから」

    それにしても初期の山岡さんはいいよね。

     
  • At March 06, 2006 11:50 am, Blogger oji said…

    な・・・なんだってーーーッ!

    そういえばそうですね。初期のころは主に雄山の方からケンカふっかけてきてましたし。

    帝都新聞の「至高のメニュー」なんて俗物企画に乗っかったのも、ひょっとして士郎をかまいたいがため?

    うわあツンデレだ!乙女だ!

     

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