北風に千鳥格子

なりゆきで始まった超私的ブログ。更新凍結。近日ネットの藻屑と消えます

Wednesday, August 30, 2006

伊藤レンマ。

うおっojiっ!です(絶対わかんねえ)。ガッダイ!テッジョウ!

ミクシィに書こうと思ってやめた話題。

もう1週間も前の、世間の大半の人たちにはどおっでもいい話題なんですが、いつの間にか数学の分野でガウス賞なんてものが作られてておまけにその第一回の受賞者は伊藤清氏らしいですね。

まあ僕にとって数学で有名な伊藤さんといえば確率微分方程式にでてくる伊藤さんなわけですが、まさかまだ生きていたとは知らなかった(失礼)。

ガウス賞はなんでも社会に貢献した数学者に贈られるというなんだかものすごく敷居の高そうなコンセプト。で、なんでいま伊藤さんなのかというと、ブラックショールズ方程式をはじめとした金融工学の理論にはだいたい確立微分方程式が使われていて、今の金融工学全般は伊藤の公式なくては成り立たない、というのが受賞の理由のようです。

金融アナリストが持ち歩く関数電卓には常にブラックショールズの式と伊藤の公式が入っていて、伊藤さんは「ウォール街でもっとも有名な日本人」とか呼ばれているそうな。まったく知らんかった!

うろおぼえだけどブラックショールズの方程式は株価がブラウン運動的に動く、っていうのを前提としているんで、だったら伊藤の公式も出てくるわなあ、とかいまさら思ってみたり。

こんなネタ「経済物理」コミュでトピックのひとつも立って良さそうなのに・・・とか思ったけど、実際はさっぱり、スルーの一途でございます。現在の経済物理としては株価変動はブラウン運動的ではない、という周知の事実がすでにあるからなんだろーか。そうなるとブラックショールズの式って仮定からして怪しいんじゃ、ということになってしまうわけですが。世界の金融アナリストたちがそれをどう思ってんのかは僕は知りません。

とにかく、今現在の経済では価格のブラウン運動的な揺動を仮定したモデルが第一線で使われてて、どの程度金になってんのかは謎だけどとにかく今一番メジャであることは確かで、そのことを持ってきて「社会に深く貢献している」なんつって賞が出ちゃったりしたわけで、ちょろっと微妙な話ではあるなあ、と思った。そんな「ディ」レンマ。

まあ、他に「社会に貢献した数学者」なんていったら全員コンピュータ関連の人になりそうだしちょっとくらい怪しくてもいいのかな。むしろ滑り込みのタイミングといえるのかもわからん。ま、別に金融に関係あろーがなかろーが伊藤の公式の有用性が変わるわけではないし・・・。

2 Comments:

  • At August 30, 2006 11:59 pm, Anonymous wako said…

    フィールズ賞を蹴ったあの人の影に隠れちゃったよね。クレイのミレニアム懸賞問題、突然雲隠れ、ロシアで隠遁生活と話題性じゃあ太刀打できないよな。

     
  • At August 31, 2006 10:39 pm, Blogger oji said…

    ぺれるまんさんですか。んーまあ確かに、賞をとるよりも自分の証明が正しいことのほうが栄誉である、てーのはわからなくもないですが・・・

    というか、おそらくですがあの人の話は学問やる人はみんな共感できることですよね。実際やっちゃうのはすごいんですけど。

    ところでところで、サルまん上巻の最後のほう、「やさしいまんが評論の書き方」で、京都に住む伊藤清さんから手紙が来た、なんてくだりがあってのけぞりました。

    今回も書いたとおり僕が知る限り京都に住む伊藤清さんは一人しかいないんですけど、いやいやサルまん連載してた時代だって70超えてらしたはずだし、偶然の同姓同名ですよね・・・。

     

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