北風に千鳥格子

なりゆきで始まった超私的ブログ。更新凍結。近日ネットの藻屑と消えます

Friday, May 22, 2009

ゲッサン買いました。

マスク特需に乗り遅れたojiです。

ながいけんが描くというだけで「ゲッサン」買うてしもうたァーーーー!うっかりじゃァー!
ま、この500円を無駄にしないためにも今日は各方面でそれほど話題でもない「ゲッサン」の感想を書いてゆくぞ!

「QあんどA」
小学館はまだあだち充を酷使するのか!といいたくなる巻頭カラー。さらりと読んでいくとどうやら死んだ兄にコンプレックスを持つ弟の、幼なじみとのラブコメ模様といった感じ。まあ結局は「アオイホノオ」で言うところの「いつものような話です!」かよ!ぺっ!と思っていたのですが、なにやら後半からは微妙にファンタジーな展開に。
僕は「タッチ」や「H2」みたいなありがちなあだち充よりも(今連載中の「クロスゲーム」もそうですね)、「虹色とうがらし」や「いつも美空」みたいなちょっとファンタジーが入ったあだち充のほうが圧倒的に好きなのでコレはうれしい。編集部はわかってるね!いいねいいねー。
しかし「虹色」はともかく「美空」はあからさまに打ち切り的な終わり方だったと記憶しており、それはそれで心配です。かわいそうなあだち充・・俺にとってはこんなに面白いのに!(またアオイホノオか)


「あずまんが大王・補修編」
僕は「よつばと!」しか読んだことなかったけど、「あずまんが大王」ってこんな話だったのかー。「よつばと!」は面白いと思うけど、なんだかこれにはピンとこねーなー。なんだろうな。登場人物のボケっぷりはこっちのほうがハジけてるけど、キャラが立ってるのは「よつばと!」の方だと感じます。


「よしとおさま!」
うーん、まあ、まあね。常識的な主人公に破天荒な付き人がくっついてくるという、非常に歴史あるシチュエーションのコメディでいいんじゃないですか。「乱波S.S.」を思い出した(誰が知ってるんだ?)。付き人役のサビ君はもっと手段を選ばない悪党の方がよかったなー。


「月の蛇~水滸伝異聞~」
えーと、非常に順当な展開というか。順当過ぎてページをめくる速度もだいぶ速かったですよ?この画風はどっかで見たことあるなー、と思ったら「ハルノクニ」の人ですか。女の子は相変わらずかわいい。それに尽きる(尽きるのか)。


「アオイホノオ」
島本和彦の「若き日の炎尾燃」を描いた作品ですね。あはは、あいかわらずのぶっちゃけなストーリーと当時のotakuの暑苦しい魂が伝わってきてとても良いです。「きっちゃん」はなんでいつもマントに古代ギリシャ人みたいな格好してるんだろ・・とか思ったんですが、「吼えよペン」ではキャラが変な格好してるのは別に珍しいことでもないことを思い出した。マルピーとか仮面編集とか、炎尾燃のラグビー帽についてだってなんの言及もないし。


「バースデイ」
みんな大好き結界師の田辺イエロウ女史のギャグ読切ですか。ギャグをやろうとしてるのはわかるんだけど、ちょっと空回ってる気がそこかしこに・・。しかしこの展開、お父さんの幼少期の鉄人28号への憧れと息子への偏愛がゆがんだ形で現れたと考えると非常に納得がいった。これ続きがあるなら読んでみたいけど。


「アサギロ」
僕が大好きヒラマツ・ミノルの沖田総司もの。意外に扱い小さいのが納得いかんけど。やっぱり絵がうまいしハッタリも効いてるし、笑いの挟み方もちょうど良くて面白い。「ゲッサン」の付録冊子では、近藤さんと土方さんが同じポーズで延々だべってるまんがが載ってます。とはいえ某画太郎先生みたいなコピーの繰り返しというわけじゃなくて、良く見るといちいち一コマずつ同じポーズを描きなおしてます。これ普通に描くより手間かかるよな、とか思った。


「忍びの国」
時は戦国、純粋な傭兵としての忍者の戦いを描いた話。なのか?でも主人公にまったく感情移入できない。殺し合い大好きな戦争屋どもの中で一人だけ「むやみに殺すな!」とか主張してもなあ。そりゃあ「おかしなこというなあ、兄者は」と返されて終わりなのも当然です。なんで主人公は忍者になったんだろう。その辺の動機付けが明かされないとちょっと・・。

※もう疲れてきたので短くして行こう。

「ここが噂のエル・パラシオ」
あー、雑誌に一つはあるお色気要員まんがね、と思ったら作者のあおやぎ孝夫って、サンデーで「ふぁいとの暁」というショタまんがを描いてた人じゃないですか。芸風広いというか、なりふりかまわないというか、社会は厳しいというか(ひどい感想だ)。


「第三世界の長井」
いろんな意味でごくごく一部でのみ伝説であるながいけん氏の新連載。あー、ようやくたどりついた・・と思ったら短ッ!!10ページしかない・・。ページのほとんどを占める会話シーンだけでも氏のネームのセンスが冴えているのがわかってとても良いのですが・・いかんせんこれでは短すぎて感想にならぬのじゃよー。


「イボンヌと遊ぼう!」
ひたすらに可愛いイボンヌたんをみんなで愛でるまんが、という解釈でいいのだろうか。果てしなくどうでもいいな。だって可愛くないもん。


「まねこい」
あはは、「いでじゅう!」でも「レンジマン」でもそうだけど、モリタイシは本当に非モテ男子中高生のダメ思考を描かせたら天下一品だなあ。「いっそのこと告白してフラれてしまえば、この気持ちもおさまるはず・・」って、まんま高校生の時分の僕だよ、アイタタタ。


「マコトの王者」
単純に「人物入れ替え」の設定一発だけじゃなくて、ちゃんと登場人物のバックグラウンドや心理を描いて、ストーリィの中にあてはめてるのが良いですねー。第一話としてはすげー面白いけど、このあとの展開でテンションを保てるのだろうか。


「権力の犬 ポリスワン!」
まあ、あいかわらずの杉本ペロでした。この3コマ過ぎればそれまでの展開をすっかり忘れてるような感じは久しぶりに読むと刺激的だ。伏線がなさ過ぎて逆にエンターテインメント。


「リンドバーグ」
きっと面白くなりそうな気がするんだけど、第一話では主人公が嫌味なオッサンにいじめられただけで終わったためにいまいち印象に残りませんでした。


「楽神王」
剣と魔法の異世界にワープしまった現代人の主人公という古式ゆかしきアレです。でもこれ、前半の現代編(音楽を志す兄弟の、考え方の違いで対立しつつも互いを憎みきれない青春もの)のほうが普通に面白そうだったのが困る。


「ザ!!ビーチスターズ」
「アオイホノオ」と同じく移籍モノということで、作品紹介的な第一話。とりあえず主人公の女の子がアホの子であることはわかった。主人公がアホの子のスポーツものって僕はちょっと敬遠したい感じがするが、どうなんだろう。


「信長協奏曲」
なんだこのあからさまに小山ゆうな画風は・・掲載順が後ろの方にちょっと絵柄の渋いまんがを持ってくるというサンデーメソッド(例:藤原芳秀)なのか!と思ったら面白いです。ラスト近くの台詞がよいですね。
タイムスリップして若き日の織田信長と入れ替わってしまった主人公。この時代の勝手がわからない主人公は周囲から「うつけ」と呼ばれ疎んじられるようになります。ついには命を狙われるわけですが、このとき刺客に向けて放つ一言が「自分が何をしようとしてるのかわかっているのか?」「信長は、天下をとる男だぞ」。
これ、主人公はただ単に「こないだ歴史の授業で習ったこと」を普通に言ってるだけなんですが、周囲の人にとっては大人物の天下獲りの宣言に聞こえるというギミックになってるわけですね。こういうセンスは大好きです。
付録冊子の短編も、少ないページ数でしっかり小品が作られており丁寧な作家さんだなあという印象を受けました。要チェックかも。


しかし雑誌一冊分感想書くのって大変だなあ・・ジャンプ感想を書き続けるサイトの人はすごい(男爵ディーノとか)。ま、感想を読んでもらってもわかるとおり、面白いと感じる作品は半分くらいだったので来月も買うかどうかは微妙ですが・・

5 Comments:

  • At May 22, 2009 10:35 pm, Anonymous chava said…

    500円を無駄にしないという気迫が、まざまざと伝わって来る文章ですね…

    あ、スカイ・クロラシリーズ、図書館で全部予約しました。
    指南通り、時系列順に読んでみますわ。

    そうそう、この前のエントリーにも先日コメントいたしましたので、チェックしといてくださいな。

     
  • At May 23, 2009 2:40 am, Anonymous Laundry said…

    前回のエントリーの成果もあってか、ちょっとゲッサン立ち読みしたくなったぜ!

    今度漫喫行ったら探して見ます。

     
  • At May 28, 2009 11:11 pm, Blogger oji said…

    >chava

    >500円を無駄にしないという気迫
    いや、でもそうとう労力使ったし、トータルでは明らかに赤字だろ・・って感じですよ。
    スカイクロラはじっくり読んでみてください。あまり肌に合わない人もいるようだけど・・

    >Laundry
    おお、マジ?成果でてる?
    特に今回は、あらすじとか一般的な話題はスッコ抜いて自分の心に引っかかったところのみを書き集めてみた感じだな。よーしよーし。

     
  • At July 10, 2009 12:32 am, Anonymous wako said…

    スポット的な紹介のほうが断然面白いなあ。それに、ojiさんの切り口には味があって良い。

    ゲッサンに掲載されたあずまんがは番外編なので、あれだけではいまいちかもしれない。小学館から出てる新装版はかなりの部分が描き直されているので、まずはこっちを読んでみよう。

     
  • At August 05, 2009 11:51 pm, Blogger oji said…

    あずまんが読みましたよー。

    なるほど、これはこれでなかなか面白いですね。「よつばと!」よりテンポがぎゅっと凝縮されてる感じです。

    あ、実際は逆か・・あずまんがのノリをシチュエーションを変えてじっくり描くと「よつばと!」になるわけですね。

    描きなおしは相当気合入ってますね。ときどき、画風の違う人が混じっている所からも想像されます。

     

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