北風に千鳥格子

なりゆきで始まった超私的ブログ。更新凍結。近日ネットの藻屑と消えます

Saturday, September 12, 2009

サマウォのこと・2

単純なハナシ、ojiです。

前回のサマーウォーズ感想が長くなったので、以下に雑感的なことを書き留めときます。まあまた思い出したら増えたりするかも。

・ちょっと三谷幸喜のドラマみたいかも、とか思った。ちょっとダメな人たちがダメなりに協力し合ってちょっといいことを成し遂げる、あの展開ね。まあ今回は必ずしもダメな人たちばっかじゃないんですけど。

・「時かけ」もそうだけど、「もう十分だよ」ってところにさらに展開を重ねてくるのがすげえですね。

・明らかに無理そうなラブマシーンへの戦いに、家柄の誇りと意地だけで男衆が立ち上がるのも面白いし、その上家族が団結して全員のアバターを賭けて勝負に出る、とかグッと来るし、最後はそれを見ていた世界の人々が次々に自分のアバターを差し出す展開なんかもう・・これで燃えるなって言うほうが無理です。

・色々葛藤のありそーなひねくれ者の侘助、結局は「おばあちゃんのことが大好きだった」て感じで単純に納得いってしまうなあ。いまどき珍しい素直な悪役だ。

・ケンジ君の成長譚か、と最初思ってまあ実際そうだったんだけど、しかしまあ実際イケメンですな。まあテンポ優先で彼の成長はそこまで掘り下げなかったからってのもあるけど。おばあちゃんが亡くなってからのかっこよさは異常だ。そりゃあナツキ先輩も惚れるわ。

・ナツキ先輩の入浴シーン・・どうでもいいけど一応「むむっ」とケンジ君的に反応してしまう自分がnikui。まあ「時かけ」でも真琴は風呂入ってたし、「ドラえもん」然り「水戸黄門」然り、ヒロインが風呂に入るのはエンターテインメントにとって歴史的に重要な要素なのですよ。とか言っとく。

サマウォという略称はどうなのか・・。

サマーウォーズの感想を書くojiです。

「サマーウォーズ」ようやく観てきました。どうも観るタイミングを今まで逃してしまっていたのです。どうもヒットしてしまった映画って苦手なんですよね・・。第一映画館が人で多くなるし。「時をかける少女」だって、ヒットしてから存在を知ったら絶対観に行かなかったと思います。

感想はといえば、とても面白く観れました。惜しむらくはヒットしてしまったゆえにテレビやネットである程度自分に情報が入ってきてしまっていたこと。楽しめただけに、もっとまっさらな気持ちで観たかったなあ。ま、それは映画のみならずいろんな作品に付きまとう永遠の課題です。

以下はネタバレ全開感想で行きたいと思います。ま、ここ読む人なら未見の人はいない前提で書きます。

一言で言うと、「これは純然たるエンターテインメント映画だ」と感じました。B級映画臭すら感じるほどに。つまり僕の大好きなベクトルです。ネタをとにかくぶっこんだ上で、おいしいところは逃さない。いちいちキャラの立った登場人物、気前のいい台詞、前半弱気・後半やる気な主人公の成長、ド派手なアクション、「大団円」という言葉がぴったりのラスト。それをつなぐテンポの緩急も非常に心地よい。こまけぇこたぁいいんだよ!と、とにかく観ててスカッとする映画のお手本のような作りになっておりました。

・「家族がテーマ」とか言われている件について
実は観るのが遅れたのは、テレビ等で「家族がテーマ」みたいなことをよく言われてて、それに僕がゲンナリしていたというのも理由の一つです。嫌な言葉だなあ「家族がテーマ」。なんとなく映画でもドラマでも、そういうことを言われるとどーも説教くさくて押し付けがましいストーリィをイメージしてしまって苦手なんですね。「家族は素晴らしいものだから大事にしようね」とかそーゆーの、まあそういうメッセージがハマる人にはいいんだけど、価値観の違う人には退屈なだけです。

でも、この「サマーウォーズ」はそういった事前の勝手なイメージとは異なるものでした。「家族がテーマ」というよりも、「大家族をネタにして面白い話をつくろう」という感じ。「大家族」はあくまで背景でネタの一つで、「面白い話」をつくる、方が重要ということです。

この映画では「家族」とはなんぞや、などと掘り下げることはありません。矛盾して悩んで葛藤して答えを見つけて・・なんてぇことはしません。「家族」の面白い部分を切り取ってネタにして映画にしています。まあ「家族」ってだけでもないんですけどね。
「血のつながりや家長に対する尊敬ってだけで老若男女が集まってくる感じって、面白くないか?」
「人と人がどんどんつながってスゲエことができるって、燃えないか?」
そういった単純なアイディアを貫いた映画である、と感じました。

まあもちろん、そういった「面白さ」を肯定することがすなわち「家族」「コミュ」への肯定、と受け取ることもできるので確かに「家族がテーマ」といえないこともない気もしなくもないような気が・・ムニャムニャ。まあ現実世界のハナシ、「家族」だろーと他のコミュニティだろーと何だろーと「面白さ」ひとつをまず肯定してあげるのは大事なことですよね、とこれは僕の普段の信条でもあります。ちょっと話がそれそうなので一呼吸置いて・・

・リアリティの問題
と、書いてきたように徹底的に「面白さ」を優先させた映画なんで、SF的リアリティにはちょっと「ん?」てなるところも少しありました。こういうの気になる人結構いるんだよなあ、ネット上では特に。でもまあ、僕的には「こまけぇこたぁいいんだよ!」ですむ範囲だったので別にいいです。「こまけぇこたぁいいんだよ!」ですむエンターテインメントは、非常に良いエンターテインメントです。

~納得行かない人のためのQ&A~
Q. あの桁の暗号解読を手計算なんて無理じゃね?しかも暗算とか。
A.こまけぇこたぁいいんだよ!!「マーキュリー・ライジング」観ろ!

Q. なんでラブマシーンは衛星を原発に落とそうなんて発想になったんだ?
A.こまけぇこたぁいいんだよ!!「ウォーゲーム」観ろ!

Q. 最後の世界中からアバターが集まるシーン、無理くね?時差とかは?
A.こまけぇこたぁいいんだよ!!ドラゴンボール最終巻の元気玉のとこ読み返せ!

・・まあ、何の答えにもなってませんね。いいんだよ面白ければ。できればやる夫AAを貼りたかったのですが、やっぱり表示がずれるので断念しました(どうでもいい)。

さてさて、唯一この映画に難癖をつけるとしたら、ネーミングセンスの無さですかね。「サマーウォーズ」も「ラブマシーン」も「OZ」もあんまりいい名前じゃないよなあ・・もうホントこれは好みの問題ですけど。

長くなったので、次回にダラダラと雑感を書こうと思います。たぶんこっちのほうが読む人には面白いです。