北風に千鳥格子

なりゆきで始まった超私的ブログ。更新凍結。近日ネットの藻屑と消えます

Monday, January 04, 2010

「NHKの本気」再考。

「今日の料理ビギナーズ」のトシ子がダメすぎると思うojiです。

NHK教育の「マリー&ガリー」が面白いです。正月に実家でなんとなーくテレビをつけたらこれのアンコール放送みたいのがやっててゲラゲラ笑いながら観てしまいました。

「すいエンサー」という番組の中の5分アニメですな。大体こんな番組。

マリー&ガリー(公式サイトリンク)
無口でゴスロリファッションの中学生・マリカはある日、ひょんなことから有名な科学者達が住み着く「ガリハバラ」という街へ迷い込んでしまう。科学が苦手なマリカはガリレオを始めとする個性的なガリハバラの科学者たちと一緒に触れ合い、少しずつ科学を理解しそして成長していく。

これだけ見ると一瞬科学の啓蒙アニメかな?と思ってしまうし、まあそれならそれでいいんですけど・・内容は全然そんなことはないです。極端にデフォルメされた歴史上の科学者が毎回漫才のような馬鹿騒ぎをしており、科学の啓蒙は全くしません。出てくる科学ネタもけっこう「これ子供さんはわからんだろ・・」っていうのが多いし。

・変なネタの例:
ギャルA「なんかー、ソイツ量子論と相対論が統合できるとか言っちゃってんのー」
ギャルB「マジィ!?チョーーひも理論て感じィ」

公式サイトのキャラクタ紹介を見てもらうだけでそのヒドさは垣間見えます。ガリレオやキュリー夫人はまあいいとして、ヘルツはリーゼントのヤンチャな兄ちゃん(ラーメン屋経営)だし、アルキメデス(おでん屋経営)はインチキ外国人みたいな喋りかただし、ダーウィンに至ってはなぜかロボット、フレミングはあの「左手」だけでラッパーにされてしまっておりますYO?あ、でもエジソン少年が経営に詳しくカネに汚いという設定は微妙にリアルだな。

まあでも「虹が七色というのはニュートンが作った設定である」とか、「パウリ効果」の話とか、ちょっと「へー」という感じのウンチクが盛り込まれることもあり面白いです。マニアックだけど。

かようにどの層を狙ってるのかよくわからん感のある「マリー&ガリー」ではありますが、元はといえばこの「すいエンサー」だって品川庄司の司会でAKB48のメンバーに科学実験をやらせるというよくわからん番組ではあるのだった。まあそーいった変な企画が面白いときもあるんですけどね。

この妙な感じの面白さを指して使われる言葉を僕は知っています。そう、「NHKの本気」ですね。ここで「NHKの本気」という言葉を、そのままの意味でなく一つの固有名詞的な言葉として再定義してみたい。

「NHKの本気」・・・NHKの番組にときおり観られる特異な番組企画方針。番組自体のジャンルやテーマと実際の内容やキャスティングがかみ合っておらず、どの視聴者層をターゲットにしているか一見わからないが、内容のクオリティ自体は高く思わぬところから多くの支持を得る場合に対してこの形容を用いる。

以下に例をあげる。

・サラリーマンNEO
一見サラリーマンの悲哀をネタにするコント、と見えそうだが、中高年男性やOLをターゲットにするにはなかなかに危険なネタの多いコメディ。シュールであったり、けっこう毒があったり。

・クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!
お子様向け料理番組とみせかけてまいんちゃん(3次元)のあまりのかわいらしさに大きいお友達たちが以下自粛。

・電脳コイル
土曜夕方というお子様枠にも関わらず、有名アニメ監督の起用やAR(拡張現実)を取り入れたマニアなSF設定でその道の人々から高評価を得る。DVDにいちいち絵コンテや設定資料集がつくとか普通のアニメじゃありえねえだろ。

・みんなのうた
ときどき「え?!なんで?」って人が歌ってたりしますよね。子供が単純に聞いて理解するにはけっこう抽象的な歌詞の歌も多いし。

・天気予報キャラ
黙って「天気予報 NHK 春ちゃん」でググってみるといいと思います。

あと「忍たま乱太郎」とか(まだやってることに驚きなんですが)、最近は上級生のキャラがとにかくたくさん増えて腐女子のみなさまがたに以下再度自粛。「獣の奏者エリン」も終盤は大人向けだなあ・・とか思ってたんですけど、けっこうおばちゃん方に人気あったみたい(ソースは公式ブログ)。女の人は宮廷もの好きですね。oji母のパート先でも流行ってたそうな。

うーん、なんというか、こういう絶妙なズレ方がNHKって感じですね。狙ってやってないところがいいです。