北風に千鳥格子

なりゆきで始まった超私的ブログ。更新凍結。近日ネットの藻屑と消えます

Thursday, July 01, 2010

誰得のショーこそが至高。

部屋を明るくして離れて眺めた方がいいojiです(生き様的に)。

今回は「宇宙ショーへようこそ」の感想・・というか観覧後の僕の感情をネタバレを抑えて書いていこうかと。

待ちに待った「宇宙ショーへようこそ」を観た後、僕はめったにやらない「宇宙ショー」のネット感想検索をしておった。普段はそんなこと絶対にやらない。どんな作品であれ、他人の感想を読んでも自分の評価は変わらないと思っているからだ。

自分が「グッド!」と思ったものは少なくともその時点で絶対にグッドだし、自分が「クソだぜ!」と思ったものが世間で大絶賛されていても「そんなもんかな」と思うだけだ。または「自分にはまだ早かったのかもしれない。もうちょっとotaku研鑽を経ればわかるかも」とかね。

だいたい、もともとが本や映画のネット上感想なんて当てにならない。なんせ嗜好や年代や遍歴もさまざまな人たちが書き散らかしたものの集合体なわけだから、自分にとってプラスになる発見をする方が少ない。

それでも僕は検索してしまった。自分でもなぜかわからない衝動にまかせるまま。そして、某巨大掲示板上で見かけたある一言で、僕はその衝動の正体に気づくことになるのだった。

「細田守に続いて、普通の人に「舛成孝二って監督もいいぜ!」と言えるような作品を期待してたのだが・・・ 」

これだ!まさにこれ。これなんだ・・。思い出したよ。2006年のクソ暑かったあの夏、大して期待もせずなんとなく観た「時をかける少女」が意外に面白くて、友人に勧めたところ「面白いね!」って言ってもらえたときのあの感覚。その後あれよあれよという間に大ヒット作になっていったとき、僕は確かにうれしかったんだ。

そんな感覚を今回の「宇宙ショーへようこそ」にも期待していた自分がいたんだ。

しかし、そんな期待は、残念ながら裏切られた・・と、言わざるを得ない。

映画は確かに最高だった。満足感にぽわぽわと浸りながら映画館を出た。「これはしばらく経ってからもう一度観るのもありかな」とさえ思えていた。それは今もそうだ。しかし、しばらくたつと僕の中にある「違和感」が芽を出し育ち始めた。

つまり、僕にとっては最高だったけど、人にはあまり勧められない作品ではないかという評価だ。すくなくとも体裁は明らかにファミリー向けなのに。

第一に、長い(138分)。

第二に、盛り上がりというか、悪役をバシーン!と倒してスカッ!とする感覚が意外とない(ないわけじゃない)。「サマーウォーズ」みたいな「うおお!燃え!」っていう感覚があんまりない。これ、「R.O.D」でもそうだったんだよなあ・・。アクションはすごいのになぜかそこまで気持ち良くないっていう。もったいなさすぎる。

第三に、「画や演出で語ったら言葉は使わない」舛成監督の独自の演出手法。ちゃんと見ればわかる、けれども、ちゃんと見ないとわからない。消化不良を起こす人は多いと思われるし、実際ネット上でもそうだった。僕は初見でもだいたい疑問はなかったけれども、それは舛成演出倉田脚本に慣れているからかもしれない。

詳しい内容についてはまあしばらくのち、もう一回観てから書きます(これは決定事項です)。繰り返すけど僕自身には最高級に面白かったんですよ。とにかく作りが丁寧で、いちいち比べるのもなんだけど「サマーウォーズ」で手を抜いた部分を「宇宙ショー」はしっかり作ってる感じ。ああ、映画って難しいんだなあ・・。そして大好きな作品の否定的な部分を書くのがこんなにつらいとは・・。

でも、逆にこれ、子供はすごく喜ぶと思います。難しいこと考えなくても、単純に主人公の子供たちと一緒に笑ったり、泣いたりしながらキャッキャと楽しめる映画になってると思います。今は知らんけど昔の劇場版ドラえもんみたいなね。大人は、まあ・・マニアは喜ぶんじゃないかな・・。

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